お茶もコーヒーも飲む人には、浅煎りや深煎りという言葉がよく目に入るかもしれません。どちらにも焙じる工程があり、その香りを楽しみます。共通の言葉をきっかけにコーヒーの焙煎を読むと、茶葉とは異なる条件も見えてきます。
コーヒーの焙煎時間は、機械ごとの目安
富士珈機の「Coffee Discovery」の取扱説明書には、焙煎時間の参考値が載っています。浅煎りは約10分から13分、中煎りは約11分から14分、深煎りは約12分から15分です。
時間の範囲は重なっていて、何分を境に焙煎度が切り替わるという表ではありません。この機種での参考値なので、別のコーヒー用の機械や茶葉には、そのまま使えません。
豆から聞こえる「ハゼ」という音
イワタニは、焙煎中に生豆が化学変化を起こして膨らみ、ハゼが起こると説明しています。1ハゼ、続いて2ハゼという順番です。富士珈機も、豆の内部にガスがたまり、膨らむときに「パチパチ」と音がすると紹介しています。
豆の変化を、音から知る。コーヒーの焙煎には、そんな手がかりもあります。ハゼはコーヒー豆の変化を捉える目安です。茶葉を焙じる際は、お茶と器具に合った手順で仕上がりを判断します。
温度は、測る場所と一緒に読む
温度を比べるときにも、測っている場所が関わります。機械の予熱温度、ドラム内壁の温度、茶葉や豆の表面温度では、同じ数字でも意味が違います。
茶葉を焙じるときは、お茶の原料や器具に合った条件を使います。その違いを押さえておくと、コーヒーの資料も、焙煎への興味を広げる読み物になります。いつもの飲み物の作り方を知る楽しみは、お茶にもコーヒーにもあります。
