急須に茶葉を入れる前に、袋の淹れ方を読む。すぐに熱湯を注ぐお茶もあれば、湯を冷ますところから始まるお茶もあります。浅煎りの献上加賀棒茶と、美濃加茂茶舗の深煎り。それぞれに添えられた手順をたどります。
献上加賀棒茶は、熱湯で25秒
丸八製茶場の献上加賀棒茶は、一番摘み茶の茎を浅く焙じたお茶です。同社は、すっきりと芳ばしく、澄みきった味わいと紹介しています。リーフの淹れ方は、2人分の目安です。
茶葉は6グラム、大さじ約3杯。湯量は260ミリリットル、温度は熱湯で、浸出時間は25秒です。茶葉を量るところから、この一組の条件で淹れます。
美濃加茂茶舗の深煎りは、湯冷ましから
美濃加茂茶舗の商品は、一年間低温貯蔵した茶葉を、直火でじっくり深煎りにしたものです。芳醇な香りと深みのある味わいが特徴とされ、淹れ方は三段階で紹介されています。
まず、1度よく沸騰させた湯を約180ミリリットル、湯のみなどの別容器に注ぎます。1分程度待って、約80°Cまで湯冷ましをします。その間に、小さじ2杯、約5グラムの茶葉を急須に入れます。湯気が穏やかになったら急須へ注ぎ、1分待ちます。
最初の1分は湯を冷ます時間、次の1分は茶葉を湯に浸す時間です。湯を冷ましながら茶葉を用意し、急須へ注いだら、あらためて時間を計ります。
手元のお茶に添えられた手順を
この二つでは、浅煎りが熱湯で25秒、深煎りが約80°Cで1分でした。ただ、原料も商品も、茶葉の量も湯量も異なるため、淹れ方の違いを焙煎度だけで説明することはできません。
手元のお茶の案内を、茶葉量・湯量・湯温・時間のひと組で使います。「熱湯」とあればその案内に沿い、ティーバッグとリーフも、それぞれの手順で。まず一杯淹れてみると、そのお茶との付き合い方も少しずつ分かってきます。
