お茶の袋を開け、茶葉を取り出したら、口をきちんと閉じる。いつもの小さな動作も、香りを大切にすることにつながっています。家での保存と、茶商が出荷前にしている仕事を見ていきます。
開けたお茶は、密封して早めに
丸八製茶場は、お茶の風味を損なうものとして、空気、湿気、光(紫外線)、温度の変化を挙げています。開封後は袋を密封し、早めに飲むように案内しています。
湿気や光、温度の変化を避け、使ったら袋の口を閉じる。しまい込んだままにせず、開けたお茶から日々楽しんでいきたいものです。
出荷の直前に、もう一度焙じる仕事
芭蕉園茶舗は、出荷直前の製造で、経験のある焙煎担当者が気候や気温、茶葉の状態を見て火の入れ方を判断すると説明しています。
出荷直前には二度目の焙煎を行い、揮発しやすい香りを個包装に閉じ込めるとしています。茶葉に火を入れ、包むところまでが、香りを届けるための仕事です。
賞味期限と、香りの続く時間
賞味期限は、香りが同じ状態で続く期間を示す数字ではありません。また、焙煎直後がいつでも一番おいしいとも限りません。
芭蕉園茶舗の二度目の焙煎は製造工程で、家庭で古いお茶の香りを戻す手順ではありません。家でできることは、保存の扱いを整え、開けたお茶を早めに楽しむこと。次に淹れるときのために、今日も袋をきちんと閉じます。
